今週の実験
・実験手順
①図のとおりにブレッドボードに回路を作成します。
②電源を投入し、LEDがどのように光るか観測します。
③抵抗Rの値を1kΩを基準に100Ω、10kΩに変更しLEDの光り方が
1Ωの時とどう違うかを観察します。
④LED、コンデンサには極性(短い方が-極、長い方が+極)があるので、
LEDの極性を逆に配線した場合の時どうなるかを観測します。
・実験結果
③
・抵抗値Rの値が1kΩの時
観察結果から
抵抗が大きくなるとLEDに流れる電流が小さくなる為 光も弱く光ります。
逆に抵抗を小さくするとLEDに流れる電流が大きくなる為 光が強く光ることがわかります。
またLEDの極性を逆に配線した場合は電流が流れずLEDが光らないこともわかりました。
抵抗を変えることで、LEDの光り度合が目に見えて変わっていくので、非常にわかりやすく楽しく実験を進められました。
今週の実験部材
LED
LED(エルイーディー)はLight Emitting Diodeの略です。日本語では発光ダイオードと言います。
電流を流すと発光する小さな半導体チップを樹脂で覆った光源です。小型、軽量、高い視認性、速い応答速度などの特徴を持つことに加えて、長寿命、低消費電力、水銀など有害物質を使用しないなど環境負荷の低減に有効なことから、21世紀の光源として注目されています。
今週の実験
[実験室の準備]
電源分配器からオシロスコープと信号発生器・電圧計と
ブレッドボード(以下BBと表記)に5Vを供給できるように配置・接続をします。
[動作確認]
・電圧測定ケーブルを接続し、電圧を測定し動作確認を行う。
①電圧計V1を5Vラインに、V2をGNDに接続します。
GNDラインは電源配線で繋がっているのでV1、V2はGNDに接続しないでも測定できます。
②電圧計V1は5V(表示は4.98V)、V2に0Vが表示されれば電圧計は正常です。
・信号ケーブルを接続しオシロスコープの動作確認を行う。
①信号発生器の信号出力(正弦波出力SINE、矩形波出力RECT)をBBに接続します。
②可変抵抗器(VR)に信号出力をつなぎ、信号出力を調整できるようにします。
③VRの出力をオシロスコープに接続します。
(正弦波はコンデンサC1(10μF)を通し、短形波はそのまま接続する)
④オシロスコープに正弦波、短形波を画面に表示されているか確認します。
VRを右一杯に回してる状態で(正弦波波形の振幅:約4.3V 矩形波波形の振幅:5V)
⑤スイッチ操作で画面が切り替わるかを確認し、切り替わればオシロスコープは正常です。
以上で
「EETL電気・電子実験室」の各装置が正常に動作していることが確認できました。
次回の更新から実験を行っていきます。
今週の実験部材
積層セラミックコンデンサ
様々な種類のあるコンデンサの中でも、積層セラミックコンデンサは小型ながら静電容量範囲も広く、ノイズ除去や電源電圧の平滑化、フィルタなど様々な回路で使われます。最近では、携帯電話やテレビの高機能化に欠かせない部品となっています。
その特性として、温度による静電容量の変化に違いのある温度特性や、高周波特性が良いという特長を持っています。
はじめまして、 MGICに4月から入社しました新人の大原と申します。
前職では電気工事の施工管理の仕事をしていたので
電気については全くの素人ではありませんが、電気電子の分野については全くの素人です。
ですので、これから電気電子について初心者の私が
実際にこの「電気・電子実験室」を使い学習していく過程をこの場で更新していきます。
弊社のオリジナル商品「電気・電子実験室」は
テキストに沿って行う実験を通して電気・電子の基礎知識を楽しく学べる学習キットです。
信号発生器、電圧計、オシロスコープ、ブレッドボード、各種電子部品、
電気・電子の基礎となる実験30項目を記したテキストで構成されており、
誰でも簡単にLEDを点灯させたり、コンデンサーに電荷を蓄えたり
スピーカーの音を変化させたり、カウンターの波形を観測したりといった回路を組むことができ
エレクトロニクスの基礎に触れることができます。