お客様からの要求仕様を元に内部仕様書を作成します。
機能を理解した上で、動作周波数、各種フィルタ処理で使用する演算器、解像度変換で使用するメモリ容量など、充分に検討し、それを文書化する事で検討違いや検討不十分な部分を洗い出します。
※クロックライン,リセットライン,タイミング図,RTL図なども記載し、充分に検討されているかを文書で確認します。

内部仕様書を元に設計内容をお客様にご説明し、お客様の要求する機能と認識違いが無いか確認します。

内部仕様書を元に、HDL(verilog-HDL/VHDL)記述を行います。

要求仕様と内部仕様書から、検証内容と期待動作を検討し、検証内容を文書化します。100%のカバレッジを網羅するだけでなく、コーナーケース、イリーガルケースも検討し、文書化する事により、検討不十分な部分を洗い出します。

作成した検証仕様書をお客様へご説明し、認識違いが無いか確認します。また、当社が提供する品質の内容も確認を行います。

テストベンチを作成し、検証仕様書に記載されている期待動作を満たしているかをシミュレーションを行い確認します。

機能に問題無しとなったHDLソースを論理合成します。
このとき、お客様の要求する最高動作周波数が守れ、周辺デバイスとのAC特性が満たせているかをタイミング解析結果及びタイミング制約を実施し、収束させます。

ASICベンダから提供される遅延ファイルとネットリストを元に、Max/Minの遅延シミュレーションを行い、タイミングバイオレーションが発生していない事を確認します。

全工程で問題無しと設計者が判断し、LSI製造の開始。