DEVELOPMENT
LSI設計開発
お客様の要求全体を考えて設計を行いますので、「品質」を意識した設計・検証が行えます。
フロント/ミドル/バックの各ステージの対応が可能です。
開発の流れ
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ヒアリング
お客様が実現したい要求仕様を確認します。
要求仕様書のご提示が無くても、動作仕様等をヒアリングさせて頂き、その場でホワイトボードに記載しての確認等、できる限りお客様のご負担を軽減するよう努めています。 -
外部仕様書作成
お客様よりの要求仕様に基づき、概略仕様を纏めた仕様書を作成し、レビューにて内容を確認させて頂きます。
※仕様書のフォーマットにつきましては、お客様ご指定のフォーマットにも対応させて頂きます。 -
内部仕様書作成
IC全体の動作仕様・タイミングから始まり、主要ブロック毎に
・入出力信号一覧
・ブロック図
・タイミングチャート
・機能説明
等を記載した仕様書を作成し、レビューにて内容を確認させて頂きます。
※仕様書のフォーマットにつきましては、お客様ご指定のフォーマットにも対応させて頂きます。 -
RTLコーディング
内部仕様書の内容に基づき、論理記述を行います。
記述言語につきましては、お客様よりご指定頂いた言語を用います。
・verilog-HDL
・VHDL
・System-C
等 -
検証仕様書作成
外部仕様書や内部仕様書に記載した入出力タイミングを基に、入力信号の定義を行い、回路が出力する信号の動作仕様も定義します。
動作確認につきましては、期待値定義を前提として検証仕様を作成します。
※仕様書のフォーマットにつきましては、お客様ご指定のフォーマットにも対応させて頂きます。 -
機能シミュレーション
検証仕様書の内容に基づき、テストベンチを作成した後にRTLシミュレーションを実施します。
シミュレーション結果の確認につきましては、期待値照合での確認を想定しています。
また、使用するシミュレータにつきましては、お客様ご指定のシミュレータにも対応させて頂きます。 -
論理合成
機能シミュレーションで正常動作の確認ができたRTLを用いて論理合成を実施します。
論理合成実行時には、要求仕様で定めました最高動作周波数及び周辺デバイスとのAC特性が満足できている事を確認する為のタイミング制約を作成し、論理合成ツールへ反映して実行、タイミングレポートにて確認を行い、収束させます。 -
実遅延シミュレーション
LSIベンダより提供されている遅延ファイル及びネットリストを基に、各コンディション(Max/Min等)の遅延シミュレーションを実施し、タイミングエラーが発生した際は詳細解析・改善検討を行います。
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納品
各仕様書をはじめ、RTLやテストベンチ及び、タイミングレポートや検証結果報告等、最終報告としてのレビューを行い、要求仕様を満足している事をご確認頂きます。
設計開発実績
用途 | コピー/FAX複合機用 画像処理ASIC設計 |
機能 |
・最高動作周波数200MHz ・CCDカメラ制御 ・各種フィルタ処理(シェーディング補正、エッジ強調など。) ・解像度変換(拡大・縮小) |
開発工程と内容 |
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効果 | 最高動作周波数で動作し、実機での不具合なし。 |