電流を求める
今週の実験
「電流を求めます!!」
前々回の実験「LEDを光らせる」の回路の電圧を測定し、その値から電流を求める実験です。
・実験手順
1,図のとおりにBBに回路を作成します。
(実験「LEDを光らせる」の回路を接続し、抵抗RとLEDの間の①に電圧計を接続する)
2,LEDにかかる電圧値を測定します。
3,その時に抵抗R(1kΩ)にかかる電圧は(5V-LED)の電圧がかかることがわかります。
4,オームの法則 I=V/Rより 電流値を求めます。
・測定結果
2, LEDの電圧の測定結果は1.74Vでした。
3, 5V-V1=3.26V
4, I=V/Rより I=3.26V/1kΩ=3.26mA
よって電圧測定からこの回路の電流値を求めることができました。
この実験通してオームの法則を使い計算を行うことで
電流、電圧、抵抗の関係(オームの法則)をより捉えることができました。
[今週の実験部材]
カーボン抵抗
最も安価で性能も安定しており、幅広い抵抗値(1Ω~数MΩ)をつくることができます。
オーディオ用として売られているものも多くみられます。ただし、大電力用のものはありません。
温度変化に対する安定度が高いのは100kΩまでで、それ以上の抵抗値ではマイナスの温度特性を持ちますが、通常のオーディオ回路では全く気にすることはありません。
ただし、雑音性能においてやや劣りますので、プリアンプなど低雑音が要求される回路では金属皮膜抵抗を推奨します。